以前の記事で、「結婚適齢期は、確かに存在する」というお話をしました。
「あんた!もう結婚適齢期なんだから、早く結婚しなさい!」などと、親御さんなどからプレッシャーを受けたことがあるかもしれませんね。 ですが、そもそも結婚適齢期とは、何なのでしょうか? そして、それはいつなのでしょうか? 結 …
しかし、結婚適齢期を過ぎたら結婚できないのでしょうか?
もちろん、そんなことはありません。
「結婚」に「適」した「年齢」の「時期」を過ぎただけであって、十分に結婚することは可能です。
ただ、結婚適齢期に比べれば、結婚できる可能性が低くなるのも、また事実ではあります。
今回は、結婚適齢期を過ぎてから結婚した私の知人の男性が、どのようにして結婚まで至ったのかについてお話をしたいと思います。
なぜ、彼は結婚適齢期に結婚できなかったのか?
彼は、非常に優秀な男性で、慶応大学を卒業したエンジニアです。
にもかかわらず、彼は結婚適齢期に結婚することができませんでした。
その理由には、彼が置かれていた状況が大きく影響していました。
彼は、不憫なことに小学生のころに父親を病気で亡くしていました。
それ以降、母親の女手一つで育てられたのです。
お母さんも立派な方で、一人息子を大学まで進学させるために、さまざまご苦労をされました。
そんなこともあり、彼は母親に非常な恩義を感じていました。
ところが…。
彼が30歳という結婚適齢期を迎えたころ、またも悲しい出来事に襲われます。
母親が、ガンに侵されてしまったのです。
幸い早期発見だったため、深刻な状況にはなりませんでした。
ですが、その後の治療や不自由になってしまった身体のために、いろいろな面で彼に頼らざるを得なくなってしまいました。
一人息子である彼は、懸命に母親に尽くしました。
そんな生活が10年近く続き、母親がようやく普通の生活ができるようになったころには、彼の結婚適齢期は過ぎてしまっていたのです。
どのようにして彼は結婚したのか?
ようやく状況も落ち着いたこともあり、彼は母親のためにも結婚を考え始めます。
ですが、彼はすでに40歳を迎えていました。
残念ながら、このくらいの年齢になってしまうと、結婚の対象となる相手は容易に見つかるものではありません。
彼は、さまざまなことを考え抜いた結論として、結婚相談所に入会しました。
この判断は見事に当たり、最終的に同い年の素敵な女性とめでたく結ばれることとなったのです。
私がお伝えしたいこと
今回私がこのお話をしたのは、必ずしも「結婚適齢期を過ぎていても、結婚相談所に入会すれば結婚できますよ!」と言いたかったわけではありません。
彼のように不運に見舞われて適齢期に結婚できなかった人が、結婚相談所には少なからずいるということをお話したかったのです。
一部には結婚相談所を最終手段のように考えるフシがありますが、決してそんなことはないのです。
何らかの理由で結婚できなかった彼のような素敵な男性が、出逢いを求めて入会しているケースは多々あります。
また、彼が結婚した女性も一人娘だったがためになかなか相手が見つからなかっただけで、とても素敵な女性です。
つまり、結婚相談所は、さまざまな状況にある人が、その人に合った結婚相手と効率的に出逢うためのしくみということができるでしょう。
「結婚相談所にいる人は残り物」という偏見を捨てて、本当に結婚したい人がその方にふさわしい相手を見つけるための場所であるということを、ぜひ理解していただきたいと思います。
そして、もしあなたが本気で結婚したいと考えているのであれば、結婚相談所を有効に利用してみることをオススメしたいと思います。